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Sep 24, 2024
高気密高断熱住宅はスマホがつながりにくい?Wi-Fi環境の最適化ガイド
近年、住宅の快適性やエネルギー効率を向上させるために、高気密高断熱住宅の需要が増加しています。
高気密高断熱住宅は、構造の内外に高い断熱性を持つ素材を使用し、外部からの空気の侵入を防いで内部の温度を一定に保つため、エネルギー消費を大幅に削減できる経済的で環境にも優しい住宅です。
しかし、高気密高断熱住宅に暮らす一部の方からは、「Wi-Fiがつながりにくい」「スマホで通話しているとぶちぶち切れて会話にならない」という声も聞かれます。
この記事では、高気密高断熱住宅がWi-Fi接続にどのような影響を与えるのか、詳しく見ていきたいと思います。
高気密高断熱住宅についてもっと知りたい方は下記リンクよりお問合せをしてみてください。
https://tanzawakoumuten.com/contact
高気密高断熱住宅は、建物の外壁や屋根、床に断熱材を使用し、隙間を極力なくすことで気密性を高めた住宅です。
また、
これにより、外部の寒さや暑さを遮断し、室内の温度を一定に保つことができます。
また、計画換気システムを導入することで、新鮮な空気を取り入れつつ、効率的に換気を行います。
このような設計により、冷暖房費の削減や快適な居住空間の実現が可能となります。
Wi-Fiは無線通信技術の一つで、電波を使用してデータを送受信します。一般的に使用されるWi-Fiの周波数帯は、2.4GHzと5GHzです。
これらの電波は、壁や床などの障害物によって減衰します。
特に高気密高断熱住宅で使用される断熱材は、電波を反射・吸収する特性を持つものが多く、Wi-Fiの電波が届きにくくなることがあります。
光回線に直接Wi-Fiをつないでいる場合は、当然、スマホの通話や動画の視聴などに影響がありませんので、安心してください。
Wi-Fiのつながりにくさは、以下のものが影響していると考えられます。
・家の構造体
・断熱材
・窓ガラス
・外壁材
家の構造体によっては、Wi-Fiがつながりにくくなることがあります。
例えば、RC(鉄筋コンクリート)造やSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造の住まいでは、構造体に金属を採用しているために、電波が遮断されることがあります。
木造住宅はWi-Fiに影響しないとされていますが、金属部材が多用されている場合にはつながりにくいという現象が起きる可能性があります。
高気密高断熱住宅でWi-Fiにつながりにくくしているのは、断熱材と言っても過言ではないかもしれません。
高気密高断熱住宅は断熱材でぐるりと囲まれているわけですが、高性能な断熱材には遮熱層としてアルミシートが張り付けられています。
アルミシートの本来の用途は赤外線の反射ですが、同時に電波も遮蔽してしまうため、Wi-Fiをつながりにくくしてしまうのです。
高気密高断熱住宅で使用される断熱材には、主に以下のような種類があります
1.グラスウール:繊維状の断熱材で、比較的電波の通過がしやすいですが、アルミシートに覆われている場合には電波の減衰が発生します。
2.ロックウール:火山岩を原料とした繊維状の断熱材で、グラスウールと同様に、アルミシートが張られている製品では電波の減衰が増します。
3.発泡プラスチック系断熱材(ウレタンフォームなど):比較的電波を通しやすい素材ですが、やはりアルミシートが張られた製品ではWi-Fiの電波が届きにくくなります。
4.セルロースファイバー:再生紙を原料とした断熱材で、比較的電波の通過がしやすいですが、密度が高くなると電波の減衰が発生します。
高気密高断熱住宅の窓には「Low-Eガラス」が多く採用されています。
このLow-Eガラスは、ガラス表面に特殊な金属膜をコーティングした、夏は太陽の日射熱を適度に遮蔽し、冬は室内の温かい熱を逃がさない性能を持った複層ガラスです。
金属を使用しているので、電波も反射してしまうことがあります。
最近、住まいのデザインにこだわりを持つ方の間で人気なのが「ガルバリウム鋼板」など、金属を含む外壁材です。
ガルバリウム鋼板はアルミや亜鉛を主成分にしているため、電波障害の原因となる可能性があります。
Wi-Fiの接続状況が悪い場合、接続状況を改善するための対策がいくつかあります。
お住まいの状況に応じて試してみてください。
ルーターは家の中心に配置し、できるだけ高い場所に置くことが推奨されます。
これにより、電波が家全体に均等に広がりやすくなります。
レピータ(窓際まで届いている基地局からの電波を増幅し、屋内の電波状況を改善する装置)やメッシュWi-Fiシステム(複数のルーターを組み合わせて、家中どこにいても快適にネットが使える通信システム)を導入することで、家の隅々まで強力な電波を届けることができます。
携帯電話会社によっては、契約者には無料でレピータを貸し出している会社もあるので、ご利用のキャリアに問い合わせてみるとよいでしょう。
2.4GHz帯よりも5GHz帯の方が障害物に対する透過性が高い場合があります。
ただし、5GHz帯は距離が短くなるため、家の広さやレイアウトに応じて使い分けることが重要です。
パソコンを使用する際、特に大容量のデータ通信が必要な場合や、安定性を求める場合には、有線接続を併用することが効果的です。
これにより、無線接続の影響を受けずに安定した通信が確保できます。
Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)などの最新のWi-Fi規格を利用することで、従来の規格よりも効率的な通信が可能となり、電波干渉や減衰の影響を軽減することができます。
高気密高断熱住宅は気密性と断熱性を高めるために、どうしても電波状況に影響しやすい建材や素材を多く用いなければなりません。
それが「Wi-Fiがつながりにくい」というデメリットの原因になりますが、高気密高断熱が生み出す「住環境の快適さ」というメリットはデメリット以上のものがあります。
ルーターの配置やレピータ、メッシュWi-Fiの導入、有線接続の併用など、さまざまな方法を組み合わせて利用することで、高気密高断熱住宅でも快適なインターネット環境を実現できます。
適切な対策を講じれば、高気密高断熱住宅のメリットを最大限に活かしつつ、スマホやタブレットなどを問題なく使用することができます。
高気密高断熱住宅についてもっと知りたい方は下記リンクよりお問合せをしてみてください。
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Aug 27, 2024
高気密高断熱住宅なのに寒いのはなぜ?原因と解決策を徹底解説!
高気密高断熱住宅は、省エネ性能と快適な住環境を実現する住宅として近年注目を集めています。
しかし、実際に住んでみると「寒い」「エアコンが効きにくい」と感じる人も少なくありません。
なぜ高気密高断熱住宅が寒いと感じるのか、その原因と解決策について解説します。
高気密高断熱住宅についてもっと知りたい方は下記リンクからお問合せをしてみてください。
https://tanzawakoumuten.com/contact
高気密高断熱住宅とは、気密性と断熱性を高めることで、室内の熱損失を抑え、快適な室内環境を維持する住宅のことです。
・気密性:住宅の隙間を減らし、外からの冷気や暖気の侵入を防ぐ性能
・断熱性:壁、屋根、床などに断熱材を施し、熱の出入りを抑える性能
高気密高断熱住宅のメリットとして、おもに以下の4つが挙げられます。
・光熱費の削減:高い断熱性能により外気の影響を受けにくく、冷暖房効率が上がるため、エネルギー消費量を抑えることができます。
・快適な室内環境:外部の気温変化に左右されないため一定の温度と湿度を保ちやすく、住む人にとって快適な空間を提供します。
・結露の抑制:室内外の温度差が少ないため、窓や壁などでの結露が発生しにくくなります。
・カビやダニの発生抑制:結露が少ないことでカビの発生を防ぎ、また、気密性が高いため外気の侵入が少なくなり、ダニなどの害虫の侵入も防ぎます。
高気密高断熱住宅のデメリットとして、おもに以下の3つが挙げられます。
・初期費用が高くなる:高性能な断熱材や気密性を確保するために必要な工事や材料が必要になるため、初期投資が通常の住宅より高くなります。
・換気システムが必要:高気密性を維持するために、専用の換気システムが必要です。
・設計や施工の難易度が高い:高気密性や断熱性を確保するには、設計や施工に高度な技術や知識が必要であり、通常の住宅よりも難易度が高くなります。
高気密高断熱住宅なのに寒いと感じる理由はいくつか考えられます。
高気密高断熱住宅は、外からの熱の出入りが少ないため、暖房器具で温めた空気が逃げにくくなります。しかし、暖房器具の能力が部屋の広さに合っていない場合、十分に暖まらないことがあります。
高気密高断熱住宅は、気密性を維持しながら室内の空気を新鮮な空気に入れ替えるために専用の換気システムを稼働させます。
しかし、換気システムではなく、換気扇を回してしまうと冷たい外気が室内に入り込み寒さを感じてしまうことがあります。特に冬場は、換気扇の使い方が重要になります。
断熱材の種類や施工方法によっては、住宅の性能に大きく影響します。
断熱材の種類や施工方法に問題があると断熱性能が十分に発揮されず、壁や天井、床から熱が逃げてしまい、寒さを感じてしまうことがあります。
気密性能が低い場合、外からの冷気や暖気が侵入しやすくなり、室温が安定しにくくなります。
そのため、冬場は隙間から冷たい外気が侵入し、室温が下がってしまったり、逆に暖房器具で暖めた熱が外部へ逃げてしまったりする場合があります。
窓は、住宅の中でも最も熱の出入りが大きな場所の一つです。したがって窓の在り方も住宅全体の断熱性能に大きく影響します。
窓の断熱性能が低いと、冬場は外からの冷気が侵入しやすくなり、熱が逃げやすく、室温が下がってしまうことがあります。
間取りによっては、温かい空気が室内に行き渡らず、寒い部分が生じてしまうことがあります。
室内の空気循環がうまく作用しない間取りは、住宅の性能だけでなく、住み心地にも影響します。
皆さんは、C値、UA値あるいはQ値という言葉を聞いたことはありませんか?
住宅の気密性・断熱性は数値として表すことができます。
C値は、住宅全体の隙間面積を表す指標です。C値が小さいほど、気密性能が高いことを意味します。
C値は、
建物全体における隙間面積(㎠)÷住宅の延床面積(㎡)
という計算式で求めることができます。
以前は国により北海道・東北の寒冷地で2.0㎠/㎡以下、その他の地域では5.0㎠/㎡がC値の標準と定められ、それ以下であれば高気密住宅とされていました。2009年の改正省エネ法でこの基準はなくなりましたが、現在は「1㎠/㎡」を切るレベルでなければ高気密住宅とは呼べないほどになってきました。
Q値、または熱損失係数と呼ばれるものは、住宅内の熱が外部にどれだけ放出されるかを示す数値です。具体的には、外気との温度差が1℃の際に放出される熱量を数値で表します。この数値が小さいほど、断熱性能が高いことを意味します。
一方、UA値は外皮平均熱貫流率とも呼ばれ、外部への熱の逃げやすさを示す数値です。外皮とは、外壁・屋根・床の合計面積を指し、それぞれから放出される熱量の平均がUA値となります。こちらも数値が低いほど、断熱性が高いことを示します。
2013年に改正された「平成25年基準」からは、Q値に代わってUA値が次世代省エネ基準の中心的指標となりました。
高気密高断熱住宅で寒いと感じた場合は、以下に表した対策を試してみてはいかがでしょうか。
部屋の広さに対して暖房器具の能力が不足している場合は、より強力な暖房器具に買い替えるか、複数の暖房器具を併用しましょう。
また、エアコンだけでなく、床暖房やパネルヒーターなど、複数の暖房器具を使用すると、室温をムラなく上げることができます。
換気扇は、室内の空気を入れ替えるために必要ですが、使い過ぎると室温が変動してしまいます。
特に冬場では、換気扇は短時間こまめに回すようにしましょう。また、熱交換型換気扇を設置すると、換気しながら室内の熱を逃がさずに済みます。
断熱材の種類や施工方法は、住宅の性能に大きく影響します。
高性能な断熱材を使用し、適切な施工方法で施工されていることを専門業者に確認してもらいましょう。
気密性能が低い場合は、気密測定を行い、隙間をふさぐなどの対策を行いましょう。
気密性能を向上させることで、室内の熱損失を抑えることができます。
窓の断熱性能が低い場合は、断熱性能を高めた窓ガラスやサッシに交換しましょう。窓の断熱性能を高めることで、外からの冷気や暖気の侵入を防ぐことができます。
間取りが悪い場合は、家具の配置を変えたり、カーテンを設置したりすることで、室内の空気が循環しやすくなります。
また、必要に応じて、断熱材を追加で設置したり、壁や天井を改修したりすることも有効です。
高気密高断熱住宅は、冷暖房効率が高いため光熱費を抑えることができ、快適な住環境を実現する優れた住宅です。しかし、暖房器具や換気、断熱材、気密性能、窓などに注意しないと、寒いと感じてしまうことがあります。
高気密高断熱住宅で快適に暮らすためには、これらの点を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
正しく対策すれば、冬は暖かく、夏は涼しい快適な住環境を実現することができるでしょう。
まずは、設計段階から断熱性能を考慮し、暖房機器や換気システムを適切に選ぶことを忘れなければ、高気密高断熱住宅のメリットを最大限に活かすことができるはずです。
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Jul 30, 2024
高気密高断熱住宅の性能を存分に活かすエアコンの選び方と使い方
高気密高断熱住宅は、断熱性能と気密性能を向上させることで、室温を一定に保ちやすく、快適な住環境を実現する住宅です。近年、省エネ性能や快適性への関心の高まりから、人気が高まっています。
しかし、高気密高断熱住宅において、エアコンは従来の住宅とは異なる選び方や使い方が必要となります。適切なエアコン選びと使い方によって、快適性と省エネ性を両立することができます。
本コラムでは、高気密高断熱住宅の性能を存分に活かすエアコンの選び方と使い方について詳しく解説します。快適で省エネな住まいを実現するためのヒントとして、ぜひご参考ください。
高気密高断熱住宅についてもっと知りたいと考えている方は、下記リンクからお問合せをしてみてください。
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高気密高断熱住宅は、断熱性能と気密性能を高めた住宅のことです。
断熱性能が高いため、外気の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保ちやすい特徴があります。また、気密性が高いため、外気の浸入を防ぎ、室内の空気の質を保つことができます。これにより、冷暖房効果が向上し、快適な住環境が実現されます。
高気密高断熱住宅では、エアコンが重要な役割を果たします。
高気密高断熱住宅は外気の影響を受けにくいため、エアコンによって室温を一定に保ちやすくなります。
また、気密性が高いため、エアコンの効率的な運転が可能となり、省エネ性能が向上します。さらに、エアコンによって空気の循環や除湿なども行うことができ、快適な居住空間を提供します。
結論から言うと、答えは「NO」です。
エアコン1台で家じゅうの室温をコントロールするためには、ある「条件」をクリアする必要があります。
また、間取りや家具の配置によってはそれぞれのお部屋にエアコンを設置するほうがよい場合もあります。
高気密高断熱住宅では、一般的な住宅と比較して断熱性能や気密性が高いため冷暖房効率は良いほうですが、家全体の室温管理をエアコン1台で行う場合には、
・間取りが開放的で部屋である
・家全体に送風が可能な設備がある
という二つの条件を満たせば、1台のエアコンで十分な冷暖房効果が期待できます
高気密高断熱住宅でも部屋ごとに温度差や利用頻度の違いがある場合には、部屋ごとにエアコンを設置したほうが効果的です。
特に、居室と非居室での利用頻度や利用時間が異なる場合には、それぞれの部屋にエアコンを設置することで、快適性と省エネ性を両立することができます。
また、熱を発するもの(家電など)をたくさん設置している部屋、採光がよく狭い部屋なども個別にエアコンを設置することをおすすめします。
高気密高断熱住宅の性能を活かすためには、適切なサイズとスペックを持つエアコンを選ぶことが重要です。
また、できるだけ最新モデルであればあるほど高性能、かつ節電効果も期待できます。
高気密高断熱住宅に適したエアコンを選ぶ際には、「APF(年間省エネ性能指針)」を参考にするとよいでしょう。
APFの数値が高いほど省エネ性能が高く(数値の目安として「6」以上あれば高い省エネ性があることを示します)、電気代の節約につながります。
高気密高断熱住宅は結露が発生しにくいという特徴がありますが、湿度が高くなれば結露が発生する可能性はゼロではありません。
除湿機能付きのエアコンを選ぶことで、湿度をコントロールし、結露の発生を抑えることができるでしょう。
高気密高断熱住宅は室温が一定に保ちやすいという特徴がありますが、部屋全体が均一に冷暖房されるわけではありません。
空気には、暖かい空気は天井近くに、冷たい空気は床にとどまりやすいという性質があるためです。
気流制御機能付きのエアコンを選ぶことで、部屋全体に冷暖房の風が行き渡り、室温ムラを抑えることができます。
高気密高断熱住宅において、エアコンを効果的に活用するためには、以下の点に注意しましょう。
高気密高断熱住宅は室温を一定に保ちやすいため、冷暖房にかかるエネルギーを節約することができます。
エアコンの設定温度は、夏場は28度前後に設定するのがおすすめ。
ただ、人によっては28度では暑いと感じる方もいるでしょう。これは、同じ気温でも湿度が高いほど不快に感じてしまうことが影響しています。
その際は、除湿機能を活用して部屋の湿度を下げると効果的です。
また、冬場は室温が20度前後になるように設定しておくとよい、とされています。
実は、エアコンが多くの電力を消費するのは「起動時」だということをご存じでしょうか?
高気密高断熱住宅は室温の変動が少ないため、かえってエアコンをつけっぱなしにした方が節電(電気料金が安くなる)になる場合があります。
家事や入浴などで少しの間だけ部屋を空ける場合や、30分程度の短時間の外出であれば、エアコンをつけっぱなしにしておいた方が、こまめに電源をON/OFFするよりも電気代の節約になることがあります。
ただし、夜間など電気代が安い時間帯ではさほど効果が得られないこともあるので注意が必要です。
季節や時間帯ごとに異なる電気料金をチェックしつつ、「つけっぱなし運転」と「こまめにON OFF」を使い分けるとよさそうです。
エアコンの風向きや風量を調整することで、室内の空気の循環をよくすることができます。
また、サーキュレーターを併用すれば、さらに室内の空気の流れを循環させて冷暖房効率をアップすることができます。
高気密高断熱住宅は気密性が高いため、換気が重要となります。
エアコンを使用すると窓を開ける機会が減ってしまいます。
すると室内の空気が汚れてきますので、定期的に換気を行い、室内の空気を入れ替えるようにしましょう。
高気密高断熱住宅におけるエアコンの選び方と使い方について解説しました。
適切なエアコンの選択と使い方によって、快適性と省エネ性を両立させることができます。
今回紹介した内容を参考にしながらエアコンを効果的に活用し、高気密高断熱住宅において快適で省エネな暮らしを実現してください。
高気密高断熱住宅についてもっと知りたいと考えている方は、下記リンクからお問合せをしてみてください。
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Jun 27, 2024
SW工法と耐震等級について。地震に強い家づくりのための徹底解説
2024年、年明けから国内外で震度6以上の大地震が多く発生しています。数十年内に南海トラフ地震や首都直下地震などの発生も想定されていることから、地震への備えがますます重要になっています。
そんな中、高気密・高断熱性能だけでなく、耐震性にも優れた「SW(スーパーウォール)工法」が注目を集めています。
今回は、SW工法の特徴と耐震性について詳しく解説します。
SW工法で家を建てることを検討している方、地震に強い家づくりに関心のある方にとって、役立つ情報満載の内容となっています。
SW工法は、高強度なパネルと木造軸組を組み合わせた、独自の構造体を持つ住宅工法です。壁、床、天井が一体となった箱形構造を採用することで、従来の木造軸組工法に比べて高い耐震性と耐風性を誇ります。
SW工法は、高性能な断熱材を内包したパネル(スーパーウォール)を使用した気密性の高い住宅工法です。
従来の木造軸組工法に比べ、以下の3つの特長が際立っています。
SW工法は、モノコック構造と呼ばれる構造を採用しています。
これは、自動車や航空機の機体にヒントを得た構造で、家の形状を壁・床・天井を一体化した箱形にすることで、地震などの外部からの衝撃を分散させ、家全体で受け止めることができます。
従来の木造軸組工法では、柱や梁が主な骨組みとなるため、地震などの力が一点に集中しやすく、家が傾いたり倒壊したりするリスクがありました。
しかし、SW工法では家全体が箱形になるため、地震の力も分散され、より安全性の高い住まいを実現することができます。
SW工法は、高性能な断熱材を内包したパネルを壁や床、天井に隙間なく施工することで、優れた気密・断熱性を実現しています。
夏は涼しく、冬は暖かく、室内の温度を一定に保つことができるため、冷暖房費の節約にもつながります。
また、外気温の影響を受けないので、部屋ごとの温度差がなくヒートショックの心配がありません。
SW工法は、計画換気システムを導入することで、家じゅうにきれいな空気を循環させています。計画換気システムとは、機械を使って室内の空気を強制的に排出し、新鮮な空気を取り入れるシステムです。
従来の住宅では、壁や床の隙間から外気などが侵入し、室内の空気が汚染されることがありました。しかし、SW工法では高気密性によって室内の空気が閉じ込められるため、計画換気システムによって常にきれいな空気を供給することができます。
また、空気のよどみが少なくなり、カビ・ダニの繁殖を抑えることが期待できます。
SW工法は、その高い耐震性から、耐震等級3を取得することが可能です。
耐震等級3は、消防署や警察署などの防災拠点と同等の耐震性能を備えています。
SW工法は、高い耐震性を誇る住宅工法として知られています。しかし、耐震等級3という最高レベルの耐震性を取得するためには、以下のポイントを押さえる必要があります。
耐震等級3を取得するには、許容応力度計算と呼ばれる、より高度な構造計算を行う必要があります。
許容応力度計算は、建物の各部材にかかる応力と許容応力を比較し、安全性を検証するものです。
従来の耐震基準では、建物の倒壊を防ぐことを目的とした計算方法が用いられていましたが、許容応力度計算では、建物の変形や損傷を抑制することも考慮した、より厳しい基準が設けられています。
SW工法は、高精度な施工が求められる住宅工法です。パネルの接合部や柱と梁の取り付けなど、細部まで丁寧に施工しないと、本来の耐震性能を発揮することができません。
そのため、SW工法で耐震等級3を取得するには、豊富な経験と高度な技術を持つ施工業者を選ぶことが重要です。
SW工法で建てた耐震等級3の家は、地震や台風などの災害に強く、資産価値も高いという、多くのメリットがあります。
SW工法は、モノコック構造と呼ばれる独自の構造を採用した住宅工法です。これは、自動車や航空機の機体にヒントを得た構造で、家の形状を壁・床・天井を一体化した箱形にすることで、地震などの外部からの衝撃を分散させ、家全体で受け止めることができます。
従来の木造軸組工法では、柱や梁が主な骨組みとなるため、地震などの力が一点に集中しやすく、家が傾いたり倒壊したりするリスクがありました。しかし、SW工法では家全体が箱形になるため、地震の力も分散され、より安全性の高い住まいを実現することができます。
SW工法は、高気密・高断熱性にも優れています。そのため、台風や豪雨などの災害時に雨水の侵入を防ぎ、家屋への被害を最小限に抑えることができます。
また、SW工法は耐震性だけでなく、耐風性にも優れています。
これは、壁や床、天井が一体化した構造によって、家の剛性が向上し、強風にも耐えられるためです。
SW工法で建てた家は、耐震性や気密・断熱性が高いだけでなく、省エネ性能にも優れています。そのため、光熱費を抑えることができ、ランニングコストを削減することができます。
さらに、SW工法は、長持ちする住宅工法としても知られています。そのため、建物の劣化が少なく、資産価値も高くなります。
近年では、災害に対する備えや快適な住環境への関心が高まっており、耐震性や断熱性が高い住宅が人気を集めています。SW工法で建てた家は、これらのニーズを満たす高性能住宅として、今後ますます資産価値が高まっていくことが予想されます。
SW工法には、高性能ゆえのデメリットもあります。
・コスト:従来の木造軸組工法に比べて、コストが高くなる場合があります。
・工期:現場での施工工程が多いため、工期が長くなる場合があります。
・設計自由度:パネルと木造軸組を組み合わせるため、一部の設計が制限される場合があります。
SW工法は、以下のような方におすすめです。
・地震に強い家がほしい方
・高気密・高断熱性能の高い家がほしい方
・設計の自由度にある程度妥協してでも、安全性を重視したい方
SW工法で家を建てる際には、以下の点に注意する必要があります。
・信頼できる業者を選ぶ:SW工法は、高度な技術が必要となるため、実績豊富な業者を選ぶことが重要です。
・予算と工期を確認する:SW工法は、工期が長期になるため、コストが比較的高くなります。事前にしっかりと確認しておく必要があります。
・希望の間取りやデザインを伝える:SW工法は、特殊なパネルを用いるため設計の追加・修正が難しい工法です。事前に希望をしっかりと伝えることが重要です。
SW工法は、快適で安全な暮らしを求める方におすすめの高性能住宅工法です。
高い耐震性、高気密・高断熱性、家じゅうきれいな空気環境という3つの特長に加え、耐震等級3を取得することで、さらに安心・安全な住まいを実現することができます。
SW工法で建てた家は、資産価値も高いため、将来への投資としても最適です。
SW工法で快適で安全な暮らしを実現しませんか?
Jan 06, 2022
新年あけましておめでとうございます
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